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TOKYO街COLORS VORTのある街-六本木編-

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目次

六本木1 ~ 7 丁目を中心とした六本木エリアは長年外国人にも人気の繁華街として知られており、近年は大規模再開発により時代の先を行く国際都市へと変貌しました。ビジネス、美食、ショッピングと、さまざまな目的で多様な人が集う街は、洗練された空気に満ちています。

日本初の民間再開発を皮切りに大型複合施設が次々誕生

港区の北寄り、高台に位置する六本木は、都市開発の先鋒として発展してきたエリアです。その名は江戸時代の頃からあり、一説では6本の松の古木があったことに由来するといわれています。町域の多くは武家地と寺社地でしたが、明治に入ると大名屋敷の土地を利用して皇族や財閥の邸宅、軍の施設などが立ち並びました。

そのうち鳥居坂沿いにあって、国の登録有形文化財にも指定されている「国際文化会館」の庭園は、三菱財閥の邸宅だった頃につくられたものです(庭園は港区の名勝に指定)。また、東京メトロ六本木一丁目駅直結の大型複合施設「泉ガーデンタワー」が建つのは住友財閥別邸の跡地。敷地内にはオフィスや住宅、飲食施設のほか、住友家が集めた美術品などを展示する「泉屋博古館東京」も併設されています。

この六本木1丁目一帯は赤坂や虎ノ門に隣接し、早くから再開発地区として注目されてきました。第2次世界大戦後の高度経済成長で市街地が無秩序に拡散し、都市部の環境は悪化しました。そこで政府は1969(昭和44)年に都市再開発法を制定。20年近い歳月をかけて1986(昭和61)年に完成した複合施設「アークヒルズ」は、民間による日本初の大規模再開発事業といわれています。
2002年には隣接する泉ガーデンタワーが竣工、2016年には麻布通りを挟んだ向かいの六本木3丁目にオフィスタワーや住宅、商業施設からなる「住友不動六本木グランドタワー」が完成、大きなビジネスエリアを形成しています。

大規模再開発の象徴といえるのが東京メトロ六本木駅直結の複合施設「六本木ヒルズ」でしょう。1986年に東京都から再開発誘導地区に指定され、2003年に開業。シンボルの「六本木ヒルズ森タワー」は外資系企業が多く入居するオフィスや商業施設、展望台がある地上54階建ての高層ビルです。このほか「テレビ朝日本社ビル」や庭園・映画館などが立ち並び、地域のランドマーク的存在となった今では連日大勢の人が訪れます。また、住居棟を設けた職住近接のまちづくりの先駆けとしても知られています。

さらに、2007年には東京大学生産技術研究所跡地に「国立新美術館」が、防衛庁跡地には複合施設「東京ミッドタウン」が相次いで開業。これにより六本木ヒルズの「森美術館」、東京ミッドタウンの「サントリー美術館」、国立新美術館を中心に芸術文化活動の活性化に取り組む「六本木アート・トライアングル」が形成されたことで、国内外の来街者がアートスポット巡りを楽しむ姿も見られます。

海外の食通も注目する六本木で多彩な食を堪能

次々と再開発が進んだことで流行の最先端をいくエリアとなった六本木ですが、もともとは日本有数の繁華街として発展してきた歴史があります。

戦前の六本木は陸軍の兵舎が建つ“軍隊の街”でした。そこに戦後、日本軍と入れ替わるようにして連合国軍が駐留。町には外国人向けのレストランやバー、クラブが林立し、軍が引き揚げた後は流行に敏感な若者や各界の著名人が集うようになってさらに活性化しました。

六本木通りと外苑東通りが交わり終夜にぎわう「六本木交差点」には待ち合わせ場所としても知られる喫茶店「アマンド六本木店」があるほか、1960年創業で川端康成や三島由紀夫をはじめ多くの著名人が通ったイタリアンレストラン「キャンティ飯倉片町本店」は往時を象徴する店です。また、日本初のハンバーガーショップが開店した街ともいわれており、六本木ヒルズで毎年夏頃に「六本木グルメバーガーグランプリ」が開催されています。

2003年にはフランス料理の巨匠ジョエル・ロブションが世界展開の第1号店となる「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」をオープンして話題に。その後も、「アークヒルズサウスタワー」に入居しフランス政府後援のグルメガイド「ラ・リスト 2024」で最高評価を受けた「鮨さいとう」や、ミシュランガイド掲載店の中華「Series」など世界的な名店が次々に誕生しています。その一方で路地裏には大衆的な居酒屋やラーメン店が点在。日が落ちればジャズバーやビアバーに明かりが灯る多様な人々が集う街です。

「第2六本木ヒルズ」も開発中 さらなる進化に期待が集まる

令和の今も六本木エリアは進化し続けています。2023年には虎ノ門、麻布台、六本木にまたがる大型複合施設「麻布台ヒルズ」が開業。現時点で日本一の高さとなる約330mの超高層ビル「麻布台ヒルズ森JPタワー」が話題になりました。今年の12月には六本木交差点のほど近くに地上21階建ての「住友不動産六本木セントラルタワー」が竣工予定です。

そして最も注目されているのは六本木ヒルズ東側の「六本木五丁目西地区市街地再開発事業」です。10haあまりの広大な敷地に高さ327mのオフィスビルや高さ288mのタワーマンションの建設が計画されています。六本木駅とは地下通路で接続し、バス・タクシーの乗降場も設置。さらには防災備蓄倉庫等も整備する予定で、交通利便性や防災力の向上が期待されます。通称「第2六本木ヒルズ」と呼ばれるこの再開発は2030年の竣工を目指しています。

また、六本木ヒルズの西隣では2028年竣工予定の「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」が進行中。住宅やオフィス、ホテル、商業施設が入る地上54階地下4階のビルが建設され、地区内の寺社も再配備されるほか、六本木ヒルズとの間には歩行者デッキもつくられる予定です。六本木1丁目のホルオークラ別館跡地でも、2028年完成を目指して地上50階の超高層ビル建設を中心とした再開発「(仮称)六本木一丁目北地区計画」が行われています。

今後の発展からも目が離せない六本木。VORTを拠点に散策すれば、街の新しい一面と出会えるかもしれません。

大名屋敷だった土地に建つ「国際文化会館」
財閥別邸跡地にそびえる「泉ガーデンタワー」
地域のランドマーク「六本木ヒルズ」
夜も交通量が多い「六本木交差点」

[編集]株式会社ボルテックス ブランドマネジメント課
[制作協力]株式会社東洋経済新報社

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