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不動産投資の成功率は高い?最新データと事例から成功のポイントを解説

不動産投資 不動産投資の初心者向け

不動産投資の初心者向け
写真:吉田 美子

監修者

吉田 美子

Plus-プリュス- 代表
株式会社アドバンス・フィナンシャルプランニング 所属

目次

「不動産小口化」完全ガイド

不動産投資に興味はあるものの、「本当に成功するのだろうか」と不安を感じる方もいるでしょう。不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンといわれることがありますが、成功率については具体的に語られていません。

本記事では、さまざまなデータやほかの投資方法との比較を交えながら、不動産投資の成功率を考察します。さらに、成功率を高めるためのポイントについても解説するので、不動産投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

データから考察する不動産投資の成功率

成功率を知るうえで押さえておきたいのは、何割程度の人が不動産投資で利益を得て、どの程度稼げているかといった数値でしょう。ここでは、関連するデータを基に、不動産投資の成功率について以下の点を考察していきます。

  • 成功の定義と成功率の捉え方
  • 金融機関の不良債権比率は1%台
  • 不動産所得500万円超の投資家は30%以上
  • プロの投資家の94%が新規の不動産投資を積極的におこなう
  • 貸事務所業の事業継続性から見る成功率

成功の定義と成功率の捉え方

不動産投資における「成功」は、投資家が何を目指すかによって変わります。安定した賃料収入による副収入の確保やローン完済後の資産形成、インフレ対策、相続への備えなど、目的は多岐にわたります。目的を達成すれば成功といえるため、成功率の捉え方もさまざまです。

そのなかでも、金融機関のデータや所得の統計など、不動産投資の状況を推測するうえで参考になるデータはいくつか存在します。たとえば「ローンを延滞せずに返済できているか」「一定以上の不動産所得を得られているか」といった観点から、考察することが可能です。

金融機関の不良債権比率は1%台

不動産投資の状況を考える指標として、金融機関の不良債権比率があげられます。不良債権とは、貸し出したお金が回収困難になるリスクが高い債権のことです。金融再生法に基づく開示債権(不良債権)には、破産した債務者への貸付金や、3カ月以上返済が延滞されている貸付金などが含まれます。

東京商工リサーチの調査によると、国内106銀行における2024年9月中間期(単独)の金融再生法開示債権(不良債権)比率は1.25%でした。前年同期比でわずか0.01ポイントの上昇であり、2015年以降、1%台の低い水準で推移しています。

この比率には企業の倒産なども含まれるため、不動産投資ローンに限定すれば、延滞率はさらに低くなる可能性があります。こうしたことから、多くの投資家が滞りなくローンを返済できている状況がうかがえます。

不動産所得500万円超の投資家は35%以上

国税庁の「申告所得税標本調査(令和5年分)」によると、不動産所得がある納税者のうち、所得金額が500万円を超えている人の割合は約36.1%でした。年間500万円の不動産所得を「成功」のひとつの目安と考えるならば、約3人に1人以上がその基準を達成していることになります。

さらに投資の目的によっては、年間500万円未満の所得でも十分に「成功」と捉えられます。たとえば、副収入として月10万円(年間120万円)を目指す場合や、他の所得との損益通算、相続への備えを主目的とする場合などです。

これらのケースを含めると、不動産投資で何らかの目標を達成している人の割合は、30%よりもさらに高くなると考えられます。

プロの不動産投資家の94%が新規の不動産投資を積極的におこなう

一般財団法人日本不動産研究所が実施した「第51回 不動産投資家調査」では、プロの不動産投資家に対して、今後1年間の新規投資に関する意向を尋ねています。その結果、「新規投資を積極的に行う」と回答した投資家は94%にのぼり、「新規投資を当面控える」はわずか2%でした。

この調査は、主に機関投資家や大手デベロッパーなど、大規模な不動産投資をおこなうプロを対象としており、不動産市場に対する専門家の強い期待が表れています。多くのプロが積極的に投資を継続・拡大しようとしている状況は、多くの不動産投資家が市場の安定性や将来性に期待していると考えることもできるでしょう。

貸事務所業の事業継続性から見る成功率

不動産投資のなかでも、オフィスビルなどの賃貸をおこなう「貸事務所業」は、事業の安定性が高いことで知られています。2025年時点で創業100年を超える老舗企業が最も多い業種は「貸事務所業」であり、1,281社存在します。これは、全業種・業態のなかでも突出して多い数字です。

また、創業100年以上の企業数は、過去17年間で約2万2,200社増加しており、長寿企業が増える傾向にあります。そのなかで貸事務所業がトップであることは、不動産賃貸業、特にオフィスの賃貸が安定した収益を生み出しやすいビジネスモデルであることを示しています。

不動産投資の成功率はほかの投資より高い?

不動産投資の成功率を考えるうえで、ほかの投資方法と比較することも有効です。ここでは、代表的な以下の投資方法について、それぞれの特徴や収益性などを見ていきましょう。

  • 株式投資
  • FX(外国為替取引)
  • 投資信託
  • REIT(不動産投資信託)

株式投資

株式投資は、企業が発行する株式を売買し、値上がり益や配当金を狙う投資方法です。企業の成長性や経済動向によって株価が激しく変動するため、短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方、多額の損失を被るリスクがともないます。

不動産投資と比較すると価格変動リスクが高く、安定性は低いといえます。また、株式投資は市場の動向を常にチェックする必要があり、専門的な知識や分析力が求められる場面も多くあります。

FX(外国為替取引)

FX(外国為替取引)は、異なる国の通貨を売買し、為替レートの変動によって利益を得る投資方法です。レバレッジをかけることで、少ない資金で大きな取引が可能になります。一方、相場が予想と反対に動いた場合には、預けた証拠金以上の損失が発生するリスクもあります。

為替相場は、経済指標や政治情勢、金融政策などさまざまな要因で24時間変動するため、価格変動リスクは非常に高いといえます。不動産投資のような安定したインカムゲインは期待しにくい投資方法です。

投資信託

投資信託は投資家から資金を集め、運用の専門家が、株式や債券などに分散投資する金融商品です。専門家が運用するため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。また、複数の資産に分散投資することで、リスクを軽減する効果が期待できます。

ただし、運用を専門家に任せるため、信託報酬などの手数料がかかります。また、分散投資によってリスクは抑えられますが、不動産投資で期待するようなレバレッジ効果や、短期間で大きな利益を得ることは難しい傾向にあります。

REIT(不動産投資信託)

REIT(リート)は、投資家から集めた資金で不動産を購入・運用し、そこから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品です。「不動産投資信託」とも呼ばれ、証券取引所に上場されている商品は、株式のように売買できます。

少額から不動産に投資でき、流動性が高い点がメリットです。一方で、現物の不動産投資とは異なり、自分で物件を選んだり、運営に関与したりすることはできません。また、分配金が減少したり、元本割れしたりするリスクもあります。

不動産投資の成功率を左右する要因と対策

不動産投資の成功率は、いくつかの要因によって左右されます。この要因を理解し、適切な対策を講じることで、収益性や安定性を高めることが可能です。ここでは、不動産投資の成功率を上げるためのポイントを6つ解説します。

  • 需要を見極めて立地を選ぶ
  • 利回りだけで選ばない
  • 長期的視点で運用計画を立てる
  • 出口戦略を検討しておく
  • 信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶ
  • 成功者の事例や情報を積極的に取り入れる

需要を見極めて立地を選ぶ

不動産投資において最も重要な要素のひとつが立地です。賃貸需要の高いエリアの物件を選ぶことで、空室リスクを軽減し、安定した家賃収入を確保しやすくなります。通勤・通学の利便性が高い駅近の物件や、生活利便施設が充実しているエリアは、常に一定の需要が見込めます。

物件周辺の人口動態や将来的な開発計画なども調査し、長期的に需要が見込める立地を見極めることが重要です。需要の高い立地であれば資産価値も維持しやすく、将来的な売却時にも有利に働く可能性があります。

利回りだけで選ばない

物件選びの際に利回りは重要な指標ですが、利回りの高さだけで判断するのは危険です。一般的に、築年数が古い物件や地方の物件は、価格が安いため計算上の利回りは高くなる傾向が見られます。しかし、そのような物件は修繕費用がかさんだり、空室リスクが高かったりするリスクがあります。

表面利回り(年間家賃収入 ÷ 物件価格)だけでなく、管理費や修繕積立金、税金などの諸経費を考慮した実質利回りを計算することが重要です。さらに、物件の築年数や構造、修繕履歴なども含めて総合的に評価し、収益が見込めるか判断しましょう。

長期的視点で運用計画を立てる

不動産投資は数年単位ではなく、10年、20年といった長期的な視点で取り組むことが基本です。購入時だけでなく、運用期間中の収支計画を立てておくことで成功率が高まります。

毎月のローン返済額、管理費、修繕積立金、固定資産税などの支出を把握し、家賃収入からこれらの費用を差し引いたキャッシュフローを試算しましょう。

さらに、将来起こりうる金利の上昇や家賃の下落、突発的な修繕費用の発生なども想定し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。キャッシュフローシミュレーションを作成し、さまざまな状況を想定しておくことで、不測の事態にも対応しやすくなります。

出口戦略を検討しておく

不動産投資では、物件をいつ、どのように売却するかという出口戦略を購入前から検討しておくことが重要です。出口戦略とは、投資の最終目標である利益確定(または損切り)の方法を指します。

売却するタイミングは、物件の築年数や状態、市場の動向などから総合的に判断します。その他、自身のライフプラン上で資金が必要になる時期なども考慮しなければなりません。

将来的な売却価格をある程度予測し、購入価格や運用期間中の収支と合わせて、トータルでの収益をシミュレーションしておきましょう。売却を見据えた運用計画を立てることで、より戦略的な不動産投資が可能になります。

信頼できる不動産会社・管理会社を選ぶ

不動産投資の成功には、信頼できるパートナー選びが不可欠です。物件探しから購入、賃貸管理、最終的な売却に至るまで、不動産会社や管理会社のサポートが重要になります。

また、賃貸管理業務は入居者募集や家賃回収、クレーム対応、物件の維持管理など多岐にわたるため、経験豊富な管理会社に委託することが、安定経営につながります。

複数の会社から話を聞き、実績やサービス内容、担当者の対応などを比較検討しましょう。手数料の安さだけでなく、長期的に良好な関係を築けるかどうかを見極めることが大切です。

成功者の事例や情報を積極的に取り入れる

不動産投資に関する知識やノウハウを深めることも、成功率を高めるためには欠かせません。書籍やセミナー、Webサイトなどで基礎知識や最新の市場動向、関連法規などを学びましょう。

また、実際に不動産投資で成功している人の事例や体験談は参考になります。成功事例だけでなく、失敗事例から学ぶことも多くあります。知識が豊富で信頼できる専門家や、経験豊富な投資家からアドバイスを受けることも有効です。積極的に情報を収集し、自身の投資判断に活かしていく姿勢が重要になります。

不動産投資の成功率を高める選択肢「Vシェア」の活用

不動産投資の成功率を高めるためには、優良な物件を選び、適切に管理・運用することが重要です。しかし、都心のプライムエリアにある物件は、個人で購入するにはハードルが高いのが現状です。

そこでボルテックスでは、より多くのお客さまに活用いただけるよう、不動産小口化商品「Vシェア」を展開しています。ここでは、「Vシェア」が不動産投資の成功率を高める選択肢となる理由を解説します。

  • 需要の高い都心のオフィスビルへ投資できる
  • プロの管理により運用を効率化できる

需要の高い都心のオフィスビルへ投資できる

不動産投資の成功において、立地選びは極めて重要です。「Vシェア」は、主に東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビルを投資対象としています。

交通アクセスがよく、企業が集積しているため、賃貸需要が高いエリアであり、空室リスクを抑えやすい傾向があります。

通常、このような好立地のオフィスビルは取得価格が高額になり、個人の投資家が取得することは困難です。しかし、「Vシェア」ではオフィスビルをフロアごとや区画ごとに小口化し、1口100万円・最低5口から投資を可能としています。(最低口数は物件により異なる場合があります)

そのため、個人でも都心のプライムエリアの物件を運用できるようになります。需要が安定する可能性がある物件を選定することは、成功率を高めるうえで大きなポイントです。

プロの管理により運用を効率化できる

「Vシェア」は、物件の選定から管理・運用まで、不動産のプロであるボルテックスがおこないます。投資家の方は、入居者募集や賃料回収、建物メンテナンスといった管理業務をする必要がありません。

そのため、不動産投資の経験が少ない方や、本業が忙しい方でも、手間をかけずにオフィスビル投資を始めることができます。

また、ボルテックスは長期的な修繕計画を策定し、計画的な維持管理をおこないます。そうすることで、多額の修繕費が突発的に発生することを防ぎ、キャッシュフローが悪化するリスクを軽減できます。プロによる管理運用は、物件価値の維持・向上にもつながり、投資の安定性を高めるうえで重要です。

不動産投資の事例

ここでは、「Vシェア」を活用した不動産投資の事例を2つご紹介します。これらの事例から、「Vシェア」がどのように活用されているかを見ていきましょう。

資産を手堅く守るために長く運用する

大阪府で会計事務所を営む税理士の澤田様は、資産運用において不動産投資を「守り」と位置づけています。株式のような「攻め」の投資と組み合わせることで、リスク分散を図る核になると考えています。

特に富裕層においては、売却益を狙うよりも資産を「減らさない」という視点が重要です。澤田様自身も、相続への備えやリスク分散のため、不動産小口化商品「Vシェア」を購入しました。

都心の好立地であり、一棟ビルのシェアによって空室リスクが軽減できる点、小口で複数持つことでリスク分散になる点が魅力です。最終的な決め手は「自分が欲しいと思えるか」であり、外観デザインの好みも重要な要素でした。

澤田様は、不動産投資を次世代へ資産を継承するための有効な手段と考えており、「積立貯金のように不動産投資を活用する視点を伝えていきたい」と語ります。

不動産のプロに任せて物件を運用する

静岡県で調剤薬局を営む鈴木様は、地元でおこなっていた不動産運用と並行し、東京での投資にも関心を持ち始めます。しかし、ご自身が魅力を感じる物件と、都心で実際に人気のある物件との間にギャップを感じ、物件選びは簡単ではありませんでした。

そのようななか、鈴木様が出会ったのが「Vシェア」です。東京の不動産を知り尽くしたプロが選定し、多くの投資家が出資していることから、購入を決めました。

「Vシェア」を選んだことで、「自分では探すのが難しい優良なテナントを見つける手間や、物件の付加価値を高める工夫はプロに任せられる」という安心感を得た鈴木様。また、東京に自身のステータスとなる拠点を構えられる点も、「Vシェア」の魅力だと感じています。

今後も「もしよい物件があれば」と、東京での不動産運用を広げる意欲を持っています。

以下のページで、このほかの投資事例も紹介しています。

>お客さまの声 | 不動産小口化商品「Vシェア」

投資成功のカギは「パートナー」と「物件選び」

不動産投資の成功率は、投資の目的や成功の定義によって異なります。しかし、金融機関の不良債権比率の低さや、一定以上の不動産所得を得ている人の割合などから、安定的に運用できている人は少なくないと考えられます。

成功率を高めるには、好立地で資産価値を維持できる物件を選ぶことや、信頼できる不動産会社・管理会社をパートナーに選ぶことが重要です。

これらのポイントを押さえるうえで、ボルテックスの不動産小口化商品「Vシェア」は有力な選択肢です。「Vシェア」なら、個人では取得が難しい都心のオフィスビルに、1口100万円・5口から投資できます。

空室リスクが低く安定した需要が見込める物件に、プロの管理運用のもとで投資できるため、多くの投資初心者の方にも活用いただいています。不動産投資の成功率を高める方法のひとつとして、「Vシェア」をぜひご検討ください。

※不動産投資には元本保証がなく、市場環境や運営状況によって損失が生じる可能性があります。

  • 本記事に記載された情報は、掲載日時点のものです。掲載されている情報は、予告なく変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
  • 本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、資産運用・投資・税制等について期待した効果が得られるかについては、各記事の分野の専門家にお問い合わせください。弊社では、何ら責任を負うものではありません。
写真:吉田 美子

監修者

吉田 美子よしだ よしこ

Plus-プリュス- 代表
株式会社アドバンス・フィナンシャルプランニング 所属

プロフィール
掲載記事

日本では数少ない独立系FPとして、資産運用、相続、不動産、保険、リタイアメントプランなど年間延べ450組超のコンサルティングを実施。
キャッシュフローによる人生の可視化と正しい知識を身に付けることの重要性を女性FPの視点からお伝えしている。
Plus−プリュス−https://www.fp-plus.net/

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