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いつの間にかやってしまいがち。「ダメなリーダー」の特徴とは?

目次

世の中には「ダメなリーダー」と呼ばれる方がいます。
長年リーダーを続け、自分は素晴らしいリーダーだと自負されていても、いつの間にかダメなことをやってしまったり、ダメな状態を作り出していたりします。

文字通り、リーダーは組織やチームを導く役割です。「ダメなリーダー」では、ダメな組織やチームになりかねません。
「ダメなリーダー」にならないために、気をつけるべきポイントを押さえてみましょう。

部下の指導は減点方式

仕事のミスに対し、ミスをしたメンバーに減点評価していることはないでしょうか。減点方式を採用するのはダメなリーダーです。この場合、メンバーは減点対象となるミスを恐れるようになり、失敗しないように無難に仕事をこなすようになります。

たとえばサービス業で、顧客満足度を向上させることが成功への鍵となるビジネスを考えます。リーダーが減点方式で評価すると、決められた仕事や普段行っている仕事以外については積極的に取り組まなくなり、顧客満足度向上に有効なプラスαのサービス提供を期待できなくなるでしょう。これでは組織やチームの力を発揮できず、成功への道を閉ざしてしまうことになります。

減点方式とは逆の加点方式の組織やチームでは、メンバーが積極的に活動できるようになり、メンバーが個々の強みを発揮することで、組織やチームとしてのパフォーマンスを上げることができるようになります。

部下へ利益還元をしない

企業が利益を上げた際、メンバーへ利益を還元しようとせず、内部に溜めこむのはダメなリーダーです。

利益が上がれば、リーダーはメンバーへ還元すべきであり、利益が上がっているのに、メンバーに還元が無い場合、メンバーは不満を感じることがあるでしょう。長期的な成功を導くには利益の還元が望ましく、長い目で見れば、還元した利益は循環して自分に戻ってくるものです。

例として、近年、企業の内部留保が増え続けています。内部留保は将来の投資の原資となり、企業の財務体力を向上させるために必要なものです。しかし、社員へ利益の還元をせずに内部留保ばかりを膨らませていると、給与が増えず、消費が停滞し、経済へのマイナス要因になることを認識すべきでしょう。

リーダーとしての決断力がない

決断が遅くなるのはダメなリーダーであり、決断が遅いほど、決断に誤りがあった時に修正する時間が残されておらず、失敗するリスクが高くなります。

例として、タカタ製欠陥エアバッグ問題で考えてみますと、この問題は、クルマのエアバッグの異常破裂で死傷者が出たことが発端となりました。速やかな原因調査やリコールの決断ができれば良かったのですが、企業として適切な決断ができませんでした。このため会社の信頼は失墜し、経営は民事再生を申請するまでの状況へ追いやられました。

やるべきことが多すぎてなかなか決断できない場合には、やるべきことを絞り、スピードアップすることも重要です。また、決断力を向上させるには、自分や他人の過去の失敗から学び、さまざまな経験を積んでいく必要があります。

価値観が曖昧

リーダーの価値観が曖昧になっていますと、組織やチームがどう進むべきか、統一された認識を得ることが難しくなり、結果として、組織やチームとしてのパフォーマンスを上げることが困難になります。

価値観は、その人の言葉や態度に表れるものであり、その人の魅力を感じることの一つの要因であるとも考えられます。価値観を磨くことはビジネスの成功に大きく繋がり、日々、価値観を磨きあげ、精進すべきでしょう。

リーダーの価値観は、そのビジネスに対するメンバーの価値観を左右され、更にはビジネスを通じ、メンバーの人生にも影響を与えることがあります。リーダーという役割は非常に重要であることを肝に銘じ、組織やチームを導くべきでしょう。

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