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資産運用のために不動産投資を始めたいが、サラリーマンでもできるのか?と悩んでいませんか?本業への影響や副業禁止のルールも懸念事項でしょう。
結果からお伝えすると、不動産投資はやり方次第で本業へ影響なく行うことができます。
では、サラリーマンが不動産投資をする際はどんな点に注意するべきなのでしょうか。
今回は、サラリーマンが不動産投資を始めるために必要な知識やおすすめの投資方法について解説します。
1.不動産投資は忙しいサラリーマンにもおすすめ
不動産投資は数ある副業の中でも忙しいサラリーマン向きといえます。
賃貸管理業務は管理業者に、税務は税理士に委託できるため、時間や手間をかけずに副収入が手に入ります。団信保険に入れば万が一の家族の将来にも備えられるでしょう。副業禁止ルールがある場合もそれに触れない範囲内で行ことも可能です。
また、不動産投資は少額から始められる小口化商品など、一般的な現物投資以外にも投資方法もいくつかあり、自分に合った方法が選べるのもメリットです。
このように不動産投資は、忙しいサラリーマンでも資産運用に取り組みやすい特長が揃っています。
2.不動産投資で本業に支障を出さない方法
サラリーマンが不動産投資を行う場合、本業に支障をきたさないことが大切です。不動産投資をする際は以下の6つの方法で行いましょう。
副業禁止ルールにかからない範囲で行う
サラリーマンは副業に関するルールに注意する必要があります。企業によっては副業を禁止している場合があるため、事前にご自身が勤務している企業の就業規則を確認しておきましょう。
不動産投資の知識を身につける
業務を委託する予定であっても、必要な知識を身に付けましょう。
一般的な例として下記があげられます。
- 不動産の基本的な仕組み
不動産の購入、賃貸、投資の基本的な仕組みを理解することが重要です。例えば、物件の選び方、契約の種類、賃貸管理の方法など。
- 市場の需給バランス
不動産の価格は需給バランスによって変動します。供給が増え、需要が減る可能性がある物件を避けることが重要です。
- 立地の重要性
都心か郊外か、商業地か住宅地かなど、物件の立地が大きな影響を与えます。特に都心の物件は供給が限られているため、価値が下がりにくい傾向があります。
- 物件の種類と特徴
住居系不動産と事業系不動産の違いを理解することが重要です。例えば、住居系不動産は築年数が経過すると賃料が下がる傾向がありますが、事業系不動産は景気に左右されるため、築年数による賃料の下落が少ないです。
- リスク管理
不動産投資には様々なリスクが伴います。例えば、空室リスク、賃料の下落リスク、修繕費用など。これらのリスクを理解し、適切に管理することが必要です。
- 税金と法規制
不動産投資に関連する税金や法規制についての知識も重要です。例えば、減価償却の仕組みや相続税の対策など。
不動産は物件や運用方法によってリスク・リターンが大きく変わってきます。思わぬリスクを抱えることがないよう、自身で判断ができるくらいの知識を備えましょう。
不動産投資の目的を明確にする
不動産投資を成功させるには、「不動産投資を始める目的」を明確することが欠かせません。不動産投資は物件の選び方次第でメリットが変わるため、「何のために」「いつ・いくら必要なのか」を投資前に決めておきましょう。
信頼できる事業者や担当者を探す
サラリーマンの不動産投資は、現地や投資相場をよく知る専門家の手助けが必要です。過去の実績を調べたりセミナーに足を運んだりして、信頼できる担当者を探しましょう。
不動産の管理や運用を委託する
本業をもつサラリーマンが自ら現物不動産を管理するのは現実的ではありません。手数料がかかっても管理や運用を委託できる投資方法を選ぶのがおすすめです。
少額の不動産投資でリスク分散する
投資にはリスクがつきものなので、常にリスク分散を念頭に物件を選びましょう。不動産投資には少額から始められる商品や、事業者がピックアップした物件から選んで運用を委託できる方法など、手間なくリスクも少ない商品も増えています。
3.サラリーマンにおすすめの不動産の投資方法4選
ここまでのポイントを押さえたうえで、サラリーマンにおすすめの不動産投資を4つご紹介します。
現物不動産投資
現物不動産投資とは実際に物件を保有して、賃貸料や売却益などで収益を得る方法です。ローンを受けられ、レバレッジ効果が魅力で、団信保険にも加入できます。
種類は、大きく分けて区分投資と一棟投資があり、運用は管理会社への委託も可能ですが、契約やメンテナンスなど管理の手間がデメリットといえます。ある程度まとまった取得費用も必要です。
J-REIT
J-REITは不動産投資信託とも呼ばれており、複数の投資家から集めた資金で不動産を購入し、損益を分配する金融商品です。証券口座を開設したら小額からすぐに始められるため、忙しいサラリーマンにおすすめです。ただし市場変動の影響を受けやすいというリスクがあります。
不動産小口化商品
特定の不動産を一口数万~100万程度に小口化して販売している商品を、不動産小口化商品といいます。
プロが目利きした物件から選べるうえ、運用を任せられるので初心者でも始めやすいでしょう。また、複数の投資家で購入するため、個人では購入が難しい好物件を購入できるのもメリットです。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、不動産を購入・運営する資金をクラウドファンディングで集め、運用した収益が投資額に応じて分配されます。
インターネット上で不動産に投資できる点ではJ-REITと同様ですが、不動産クラウドファンディングは募集されている案件の中から自分で投資物件を選べ、J-REITより日価格変動が安定しているのが魅力です。
4.不動産投資は自分の知識が成功のカギ
不動産投資を有意義なものにするには、知識を備えることが重要です。投資である以上、どんな形でもリスクは存在します。委託している、副業である、少額といった理由で投資に対する勉強をおろそかにするのは禁物です。
ローン審査に通りやすいサラリーマンは、無理なローンを組まされるケースや相場以下の家賃保証で契約させられる事例もあります。また少額の投資方法であっても、優良物件や信頼できる業者を見抜く力がなければ、損が重なっていくことになるでしょう。
言われるがまま行うのではなく、自分で知識を身に着けることが一番のリスクヘッジになります。
5.まとめ
サラリーマンが不動産投資を始める際は、本業に影響しないよう管理・税務は管理会社や税理士に相談・委託をし、事業規模にならない範囲におさえることが重要です。
また、商品によっては少額から投資できる商品や、業者が選定・運用している物件に投資する方法もあります。ご自身でも知識を身につけ、リスクを管理できる運用を考えましょう。
また、ボルテックスでは不動産小口化商品「Vシェア」を展開しています。「Vシェア」は、個人では購入が難しい都心のプライムエリアにあるオフィスビルを500万円(1口100万円単位・5口以上)から投資が可能です。
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