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「部下の前でついカッとなってしまう」リーダーが心がけるべき心を落ち着ける5つの方法

目次

経営者や管理職たるもの、業務の改善のために部下を叱らなければならないシーンは必ずあります。

しかし、部下を怒りすぎて後悔したことはないでしょうか。「怒鳴ってスッキリ」とはならないはずです。怒られた部下も、萎縮したりすねてみたりと、良いほうに向かわないこともあるでしょう。さらに、悪い感情へと向くと、パワハラで訴えられるという騒動にもなりかねません。

このようなことを防ぐために、上手な叱り方と怒りをコントロールする方法を考えてみましょう。

上手に怒りと付き合うために

「叱る」と「怒る」は似ているようで違います。「叱る」は相手への指導であり正しく導くためのもの、「怒る」はカッとなった自分の気持ちをぶつけるものです。前者はまず他人ありきであり、後者は自分のためにやっていることなので、怒りをぶつけてみても相手はよい感情を得られません。

しかし、経営者も上司も人間であり、怒りの感情が湧く場合もあります。そのようなときに役に立つテクニックが「アンガーマネジメント」です。以下、アンガーマネジメントによる心を落ち着かせる方法を紹介します。

深呼吸をする

昔から言われる方法ですが、実際にやってみると実に効果があります。腹式呼吸でゆっくり数を数えながら深呼吸。1回10秒ほどで吐く、吸う、を繰り返す。腹式呼吸は、脳からα波が出ることでリラックスができる呼吸法です。

イライラを書き出す

最近イライラしたこと、腹が立ったことを紙に書き出してみましょう。いつ、どこで、どんなことが起こったのか、それに対してどう感じたのか。自分の正直な気持ち、怒りの強さを10段階で表す(スケールテクニック)とどれくらいか。また、その出来事が起こった結果どうなったか。このようなことを「アンガーログ」として記録に残します。これを繰り返すと、どんな時に怒りが湧くかのパターンが見えてきます。自分の行動を客観的に見ることができ、さらに、どのように行動をすることがベストだったか分かるようになります。

その場を離れる

冷静になるために一番簡単な方法です。その場から離れることで、気持ちを切り替えらます。すこし距離を置いて自分が快適と思えるもの、深呼吸やストレッチ、お茶を飲むなどして心を落ち着けてから、その場に戻りましょう。

誰かになりきってみる

好きな人、尊敬する人であれば、この場をどのように対処するかを考えてその行動を真似してみます。なりきる人はテレビドラマの俳優、スポーツ選手、身近にいる人など誰でもいいでしょう。なるべく具体的にイメージして、興味がある誰かになりきることで怒りに対処しようという方法です。

怒りのピークは最初の6秒

一瞬で頭が真っ白になるほどの怒りを感じる時があるかもしれません。しかし、怒りのピークというのは、最初の6秒間なのだそうです。たとえば、数字を数える、身の回りのものを細かく観察するなどして、6秒間を乗り切ることが肝心です。

尊敬・信頼できるリーダーとは

ある大学の調査によると「威圧的な上司の元で働く部下は、そうでない上司の元で働く部下よりも、業務に全力を出さない割合が24%も高いという研究結果も出ています」とあります。
(日本アンガーマネジメント協会ホームページより)

怒りの感情を職場で表すと、労働生産性も落ち、最悪の場合は退職するということになってしまうでしょう。

アンガーマネジメントというのは、単に怒らないというだけでなく、よりよい人間関係を築くための教育であり、テクニックです。部下とよい関係を築いていけると、職場は働きやすい環境となっていくでしょう。

怒りのコントロールにはさまざまな方法があるが、全てをやってみる必要はないでしょう。自分に合うと思ったものを一つ、もしくは幾つかを組み合わせてもよいでしょう。上手に怒りをコントロールすること、は自分の成長にもつながります。

常に冷静でぶれることのないリーダーというのは、誰が見ても憧れるものです。信頼されるリーダーとなるために、カッとなった時に心を落ち着ける技術を身につけてみましょう。

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