事業を継承していくために
無形資産の承継、それは企業精神=心の承継と言い換えることができます。そして、この心のバトンを確実に次世代へと手渡せた法人だけが長寿企業へと成長できる──多くの事例がそのことを物語っています。たとえば、100年以上続く老舗には家憲や家訓といったものがあり、経営者として持つべきビジョンやミッション、創業家として失ってはならない精神などについて明快にこれらを伝えています。代々の経営者はこの教えを守り、精進しますが、ひとたび目先の利益追求にのみ走ることがあれば、家業を支えてきた心の軸足を失い、やがて没落への道をたどります。これが心のバトンを受け継ぐことが難しい理由です。こちらのページでは心のバトンを受け継ぐためになすべきと思われる点を挙げさせていただきます。